ナーガ


ナーガ


チベット


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ナーガ上の仏陀 カンボジア・アンコールトム
東京国立博物館蔵
http://www.asahi-net.or.jp/~yf5f-wtnb/sonota/angkor/angkol_wat/wat.htm
アンコール・ワット 12世紀初め 蛇神ナーガ(欄干の端には必ずナーガがある)
http://meratimari21.hp.infoseek.co.jp/himapan.htm
http://www6.airnet.ne.jp/ryoji/cambodia1.htmlアンコール・トム 南大門 ナーガ
http://www.page.sannet.ne.jp/matsuda-k/travel/t-0402/travel-0402-2.html
ジャワ島14世紀の東ジャワ「ナーガ(蛇)堂」

http://meratimari21.hp.infoseek.co.jp/himapan.htm
http://www.ne.jp/asahi/syouken/yuyu/travel-1/syemu01/angkor1.htm
ナーガ
http://www3.kcn.ne.jp/~mamama/photo-cambodia/0066.htm
Angkor Ruins (Cambodia) Photograph
http://satoko.s2.xrea.com/cambodia/
平凡社世界大百科事典( 上村 勝彦)から要約すると

ナーガ

ヒンドゥー教の神名。
〈竜〉と漢訳されたが,本来は中国の竜とは異なり,
蛇,とくにコブラのことである。
蛇神崇拝はすでにインダス文明において存在したと推測される。
アーリヤ人は古来より行われた蛇神崇拝をしだいに受け入れ,
半神の一つとみなすようになった。
ヒンドゥー教の文献では,
ナーガすなわち蛇族は, パーターラと呼ばれる地底界に住むとされる。
バースキV´sukiその他の竜王がその世界を統治している。
パーターラの最下層に原初の蛇 (アーディ・シェーシャ) アナンタAnantaが住み,
その頭で全世界の重みを支えている
ナーガはしばしば人間の姿で文学作品に登場し,
竜の娘は非常に美しい容姿をしているとされた

ナーガは仏典においてもよく言及され,
天竜八部衆の一つである。
同じく八部衆に属する摩順羅伽 (マホーラガ) は大蛇のことであるが, ニシキヘビなどの大蛇を指すようである。
八部衆 はちぶしゅう
釈梼に教化され仏法を守護する 8 種の下級神の総称。大乗経典に仏の説法の聴衆として登場する。 天竜八部衆ともいう。 (1)天 (デーバdeva)  神のことで (deva はラテン語 deus と同系), 帝釈天をはじめとする三十三天など。 (2)竜 (ナーガn´ga)  水辺にいて降雨などをつかさどる。その居所は竜宮と呼ばれる。インドの美術ではコブラまたはコブラを頭につけた人間の姿で表される。 (3)夜叉,薬叉 (ヤクシャyakoa)  森の神として福神と鬼神の両面をもつ。 夜叉女 (ヤクシーyako ̄,ヤクシニーyakoil ̄) は多く豊満な裸女で表され,毘沙門天の部下とされる。 (4)乾闥婆 (けんだつば)(ガンダルバgandharva)  帝釈天に仕える音楽神で香 (ガンダ gandha) を食べて生きるとされ,ギリシア神話のケンタウロスとの関係も指摘されている。 (5)阿修羅(アスラasura)  天に敵対するとされる乱暴な神。 非天と訳されることもある。 (6)梼楼羅(ガルダgarufa)  鷲が神格化されたもの。 金翅鳥 (こんじちよう)とも訳され,竜のライバル。人間の肢体に鳥の頭,翼,爪をもったガルダの図が中国のベゼクリク石窟にある。 (7)緊那羅 (キンナラkiknara)  歌舞神で,半人半鳥または半人半馬の姿で表される。これが半人半獣 (鳥) の神と表されるのは,キンナラが〈人か否か〉を意味するからである。 (8)摩順羅伽 (まごらが)(マホーラガMahoraga)  〈大蛇〉の意の神で,楽神とされる。またこれとは別に,四天王の配下とされる八部衆がある。 (1) 乾闥婆,(2)毘舎闍 (ぴしやじや)(ピシャーチャPi⇒´ca), (3)鳩槃荼 (くはんだ)(クンバーンダKumbh´lfa), (4)薛茘多 (へいれいた)(プレータPreta), (5) 竜,(6)富単那 (ふたんな)(プータナーP仝tan´), (7) 夜叉,(8)羅刹(ラークシャサR´koasa)。このうち (2) と (8) は食人鬼の一種。 (3) は〈甕のような睾丸をもつもの〉を意味し,象皮病患者のイメージに基づくと考えられる神。 (4) は餓鬼のこと。 (6) は餓鬼の仲間で熱病鬼とされる。 定方 里  八部衆の造像は,日本においては古代に集中している。著名な作例である奈良・興福寺の彫像 (乾漆造,国宝) は五部浄 (ごぶじよう),沙羯羅 (さから), 梼楼羅,鳩槃荼,阿修羅,乾闥婆,緊那羅, 畢婆梼羅 (ひばから)と称し,五部浄を天に,沙羯羅を竜に,鳩槃荼を夜叉に,畢婆梼羅を摩順羅伽に当てる。なお興福寺像は二十八部衆の一部である可能性を指摘する説もある。八部衆は奈良時代の作である興福寺像以降は,著名な作例は残されていないが,密教に取り入れられ,胎蔵界曼荼羅図の外金剛部院に八尊が離れて配置されるが,八部衆八尊を一組として造像することはなかった。また,仏涅槃図の中に八部衆の八尊が描かれる例が多い。 関口 正之
ナガ族 Naga
インドの北東部,ミャンマーとの国境に沿うナガ丘陵を中心にナガランド一帯に居住する人々。 人口約 50 万。ヒンドゥー・カースト社会の影響をほとんど受けず,比較的古い文化の特色を残していることで知られている。人種的にはモンゴロイドに属し,コニャク, アオ,セマ,チャケサング,アンガミ, ロタ,その他多くの部族から成る。チベット・ビルマ語派系の言語を話すが,部族ごとの方言差が著しく,物質文化や社会組織の面でも地域差が少なくない。アンガミ・ナガでみごとな階段耕作が行われ,水稲作が営まれているのを除くと,焼畑農耕が生業の中心である。陸稲やアワ,トウモロコシ,一部でハトムギやタロイモが,その主作物になっている。集落は尾根上に営まれ,多数の家屋が密集し,防御的機能をもつものが多かった。かつては部族間の戦争や首狩りがよく行われていたからである。村には大きな男子集会所がある。若者の寝宿としてだけでなく,村の公的行事や宗教儀礼を行う場としても使われ,大きな木製の割れ目太鼓もある。この集会所の成員は外敵から村を守り,森や畑へ行く道を整備する義務をもつ。一般に父系の氏族がひろくみられるが,政治的統合形態としては,強力な首長制をとるもの (コニャク,セマ,チャングなど) と民主的な代表制をとるもの (アオ,アンガミ,ロタ,レングマなど) とがある。かつては首狩りが盛んで,首に宿った呪力を村にもち帰ると,共同体全体に利益をもたらすと信ぜられていた。 ナーガの末裔 (まつえい) ともいい,また,唯一の大型家畜であるミタン牛を大量にささげて供犠を行い,現世と死後の名誉を得る勲功祭宴を行うこと,巨石記念物をかつては盛んに建立していたことなどもナガ族文化の顕著な特色である。  第 2 次大戦後,独立を要求し,1963 年ナガランド州が成立した。最近になって,部族ではなく,ナガ族としての自覚が高まってきたという。 佐々木 高明
梼楼羅 かるら
サンスクリット名はガルダgarufa。インドの神話に登場する鳥類の王で竜を常食するとされる。 金翅鳥 (こんじちよう),妙翅鳥と漢訳されたものと同一視されている。大乗仏教では八部衆の一つに数えられている。密教においては梵天や大自在天の化身,あるいは文殊菩醍の化身といわれ,風雨を止めるための修法である梼楼羅法の本尊とされるが,単独で造像された作例はのこっていない。形像は鳥頭人身で,胎蔵界曼荼羅に表される。八部衆の例には興福寺に伝わる奈良時代の乾漆像のほか,東京国立博物館所蔵の伎楽面 (法隆寺献納宝物) の中に梼楼羅の面が存在しているが,平安時代以降に注目すべき作品はのこっていない 。 関口 正之
二十八部衆 にじゅうはちぶしゅう
千手観音の眷属で,千手観音を信仰するものを守る二十八部の護法善神。千手観音二十八部衆,観音二十八部衆などともいう。唐の伽梵達摩訳《千手千眼観世音菩醍広大円満無礙大悲心陀羅尼経》,唐の善無畏訳《千手観音造次第法儀軌》などに説かれているが,二十八の名称については諸経に多少の差がある。現存作例の中で最も著名な京都蓮華王院 (三十三間堂) 像を例示すると, (1) 密迹 (みつしやく) 金剛力士,(2) 摩醯首羅 (まけいしゆら) 王, (3) 那羅延堅固 (ならえんけんご) 王,(4) 金毘羅 (こんぴら) 王, (5) 満善車 (まんぜんしや) 王,(6) 摩和羅 (まわら) 王, (7) 畢婆梼羅 (ひつぱから) 王,(8) 五部浄 (ごぶじよう), (9)帝釈天,(10) 大弁功徳 (だいべんくどく) 天, (11) 東方天,(12) 神母 (じんも) 天,(13) 毘楼勒叉 (びるろくしや) 天王, (14) 毘楼博叉 (びるばくしや) 天王,(15)毘沙門天王, (16) 金色孔雀王,(17) 婆藪 (ばすう) 仙人, (18) 散脂 (さんし) 大将,(19) 難陀 (なんだ) 竜王, (20) 沙梼羅 (さから) 竜王,(21)阿修羅王, (22) 乾闥婆 (けんだつば) 王,(23)梼楼羅(かるら) 王, (24) 緊那羅 (きんなら) 王,(25) 摩順羅伽 (まごらか) 王, (26) 大梵天王,(27) 金大王,(28) 満仙王とあり,さらに雷神と風神を加えて 30 尊により構成されている。画像では京都慈照院に二十八部衆像 (2 幅,重要文化財) があり,これにも風神・雷神が描き加えられている。 関口 正之

聖獣 蛇 図像学

(このページは 2004/08/11初UPしました)

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