| 生命の樹木(聖樹)アカシア |
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アカシア[シンボリズム]
古代イスラエル人にとってこの木はシッタと呼ばれる聖木であり, 〈契約の箱〉や幕屋を作る際には必ず使用された。バビロニアではイシュタルの神木とされ,生命力の象徴でもあった。生長がきわめて早いため,アメリカ開拓時にも家造りにこの木がしばしば利用されたという。語源的にはギリシア語の akis (突起,矢じりや釣針のかかりの意) に由来するといわれ,アカシアのとげを意味したものと思われる。この枝は古代エジプトでは母神ネイトにささげられ,神自身もアカシアを住みかとしたという。
荒俣 宏(平凡社世界大百科事典)
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MIHO MUSEUM(滋賀県甲賀市) http://www.miho.or.jp/booth/html/doccon/00000277.htm アカシアは古来船を作る重要な材料として使われ、 |
| 契約の箱 Ark of the Covenant
古代イスラエル人のシナイ時代,土地取得時代,およびダビデ時代の初期に関する旧約聖書中の記事の中で言及されている,運搬可能な木製の長方形の箱。祭儀的伝承によれば,その中に十誡を刻んだ 2 枚の石板が納められていた。エルサレム神殿では,その上に 1 対のケルビムが置かれて神の臨在を象徴していた。元来これがイスラエル人の移動聖所であったか,カナン人の祭儀に由来するかは不詳である。
並木 浩一(平凡社世界大百科事典)
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| ネイト Neith
古代エジプトの女神。神々の中でも最も古い女神の一人で,その信仰は先王朝期,すでに西デルタ地方において一般的であった。その本拠はサイスで,赤い王冠を頂き,手には弓,2 本の矢や盾を持ち,ときには 2 匹のワニを従えた姿で表される。創造神,太陽の母,戦争や狩猟の神,眠りの守護神,織物の創始神,塗油の女神,柩 (ひつぎ) やカノポス壺 (内臓を納めた壺) の守護神など多くの属性をもつ。ヘリオポリスのアトゥムの神殿とともに,サイスのネイト神殿は医療の中心地であり, 〈生命の家〉といわれる医学校があった。
中山 伸一(平凡社世界大百科事典)
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アカシア wattle‖Acacia
マメ科アカシア属に含まれる 500 種以上の種類の総称名である。ほとんどの種類は常緑性の大高木から小高木で,しばしばとげを有している。日本ではアカシア類をミモザと通称するが,これはイギリスで,フランス南部から切花として輸入されるフサアカシアがミモサmimosa と呼ばれることから来たものである。しかし,植物学的にはオジギソウ属Mimosaがミモサと呼ばれるもので,おしべが 4 〜 10 本あり,おしべが多数のアカシア属とは区別されるべきものである。また,ニセアカシアをアカシアと呼ぶ人も多い。
フサアカシアA.decurrens Willd.var.dealbata (Link) F.v.Muell.(英名silver wattle, mimosa) は,ミモザの名で花木・切花にされる代表種の一つである。常緑の高木になり,深緑色の葉は 2 回羽状複葉になる。花は葉腋 (ようえき) の総状花序に多数が房状につき,鮮黄色で,樹冠全体が花でおおわれるように開花する。開花期は早春。オーストラリア原産で,本州の関東地方以西の沿海部で,庭園樹,緑化樹として植栽される。 ギンヨウアカシアA.baileyana F.v.Muell.(英名Cootamundra wattle) もフサアカシアに似るが,若枝に毛がなく,葉は全面に白粉を帯びて灰緑色を呈し,葉長 4 〜 6cmと小さい。花色は濃黄色,開花期は早春。原産地はオーストラリアで,日本では最も多く切花として用いられ,関東地方以西の本州沿海部,四国,九州で植栽する。 サンカクバアカシアA.cultriformis Cunn.の葉は葉柄の変化したもので,灰緑色,ほぼ三角形である。葉のついた枝を切花用に使う。 キンゴウカン (金合歓)A.farnesiana Willd.(英名sweet acacia) は,鮮黄色で芳香のある花をつける低木で,耐寒性はないので温室で栽培される。花からは香水が,樹皮からタンニンが採れ,観賞用に植栽される。 モリシマアカシアA.mollissima Willd.(英名black wattle) は,英名のように樹皮が黒く,やはり早春に鮮黄色の花をつける。オーストラリア原産で,日本の暖地で緑化樹,肥料樹として植栽される。 ソウシジュ (相思樹)A.confusa Merrill (英名Taiwan acacia) は常緑大高木になる。葉は単葉,披針形で革質,長さ 8 〜 10cm,葉脈が数本,平行に走る。果実は長さ数cmの豆果。原産地はフィリピンとされるが,マレーシア地域に広く見られ,日本では沖縄,小笠原諸島などの暖地で植栽される。 これら園芸的に利用されている耐寒性の種は,やせた乾燥地でもよく生育する。日当りのよい場所に適し,繁殖は実生により行う。生成は早い。 アカシア属でソウシジュのように高木になる種は,材木として植林され,その早い生長が注目されている。樹皮からタンニンが採取される種も多く,モリシマアカシア,アラビアゴムモドキA.arabica Willd.(アフリカ原産) や,薬用にする阿仙薬が採取されるアセンヤクノキA.catechu Willd.(インド原産) などが有名である。しかし,アカシア属の最も重要な産出物は,アラビアゴムと称される樹脂であろう。アラビアゴムを産出する種は多数ある。産出量の多いものはアラビアゴムA.senegal Willd.(西アフリカ原産),アラビアゴムモドキ,アセンヤクノキなどであるが, A.albida Delile (北アフリカ),A.dealbata Link (オーストラリア), A.drepanolobium Harms (アフリカ),A.greggii Gray (メキシコ), A.horrida Willd.(ケープ地方),A.leucophloea Willd.(インド,ミャンマー) など世界各地のアカシア属植物からアラビアゴムやそれに類似した樹脂が採取される。また,アフリカやアボリジニーがアカシア属の若葉,若い豆のさや,あるいは成熟した豆を食用に利用している例も多い。
脇坂 誠
+ 堀田 満 (平凡社世界大百科事典)
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|アカシア|生命樹(?)街角のおまけ|
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|ヘルメスの杖|アスクレピオスの杖| |プタハ神の笏|
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